ミホリ トモヒサ
Mihori Tomohisa
この度、神保町のart gallery & Legion(アートギャラリーアンド・レジオン)では、ミホリ トモヒサ展「相剋と相生」を開催致します。ミホリ トモヒサは、微細な動きや微細な音を発するインスタレーションを中心に作品を発表しています。
自身を含め人々のもつBIAS に興味があり、特定の事柄を想起させることなく、自然現象のように予測不能な、また、必要以上に目立つことの無い穏やかな、ひとつの風景のような作品制作を試みている稀有な作家です。
心臓や胃の動きのように、自身の意思で制御不能で制御不要な動き、また、エラーや当初の考えとは異なるモノ、それらは自身の限界を超えることでもあり、また、鑑賞者にとっても、各々に多種多様な解釈が可能な作品となるのでは?と考えるミホリの作品は、まさにこれからの現代アート・シーンの貴重な一石と成り得るでしょう。
今回は水糸やモーター、磁石やコイルなど、原初のエレメントを使ったインスタレーション作品の展開となる予定です。
独創的でありながら、何かしら懐かしく感じる作品群を、この機会により多くの方々に見ていただければ幸いです。
artgallery&Legion主宰
三上紀子