2022年9月27日(火)-10月2日(日) 「神々の草原-馬-」山内若菜展
2022年9月27(火)-10月2(金) 12:00~18:00
*トーク:9月27日(火)17時~、 10月1日(金)15時~、 10月2日(日)17時~ *企画:志賀信夫
広い世代に支持されている山内若菜は、和紙などにダイナミックに描く画家だ。
カンバスという枠を越えて描く作品は大きく、数メートル以上のものも多々ある。
時にはそれを丸めて運び展示する。
そして、地方の学校から海外まで、展示と講演の依頼が 絶えない。
これは、美術評論家のヨシダヨシエが、かつて丸木夫妻の『原爆の図』を背負って
日本中を回って展示したというエピソードを想起させる。
山内はこの『原爆の図』とも縁がある。
というのは、 2016 年、そして 2021 年に原爆の図 丸木美術館で個展を開催したからだ。
丸木夫妻から引き継いで主任学芸員として、近年、現代作家の展覧会を企画している岡村幸宣は、
Chim Pom や菅美花、安藤榮作など、存在感のある作家たちを取り上げてきた。
山内もその一人である。
今回、東京神田神保町のartgallery&Legionで開催する山内若菜展は、
大作 1 点と中・小 作品によって、
そんな山内のダイナミズムと繊細さをあわせて示すものだ。
特に果てしなく繊細に描かれた 風景 、 そして 動物や 少女たちの姿は、
世界各地で戦火が広がる現在、守るべき ものの大切さを教えてくれる 。
◆プロフィール
山内若菜(やまうち・わかな)
1977年神奈川県生まれ、
1999 年武蔵野美術大学短期大学部専攻科美術専攻修了。
2007 年ロシアで「シベリア抑留」を忘れない文化交流を開始、
以後ロシア国立極東美術館などで定期的に個展開催。
また、東日本大震災後は福島・岩手でフィールドワークを重ね、
2016 年には丸木美術館、 2017 年には ロシア国立極東美術館で「牧場」展を開催。
その他国内外で個展・グループ展多数。
Facebook: https://www.facebook.com/wakana.yamauchi.75
丸木美術館個展: https://marukigallery.jp/3913/