2019年9月17日(火)-9月28日(土)
天野浩子かたちの枠

2019年9月17日(火)-28日(土)

石を主な素材として立体作品を制作しています。今回は文字をテーマとしたレリーフを発表します。
デジタルツールが発展した現代では、文字によるコミュニケーションが多くなっています。そこには思考が文字になるときに捨てられる機微と、文字にすることによって付随する含みが生じているはずです。文字という「かたちの枠」を得ることで伝達されやすくなる代わりに、記号に一元化されることで失われる個々の差異について考えました。
かつて文字が生まれたころ人々は石版に線を刻み、意思を他者に示し後世に残しました。その行為に想いを馳せて、私は石を刻みました。

天野 浩子 Hiroko Amano

経歴

1984神奈川県生まれ
2007女子美術大学芸術学部立体アート学科卒業
2009東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了

展覧会

2008STONE ROAD展(ソウル、韓国)
2009石彫のつどいシンポジウム(岐阜)[’10,’11]
2011横浜の森美術展(神奈川)[’12,’13]
台湾国立東華大学パブリックアートプロジェクト(花蓮、台湾)
2013金谷アートクロッシング/金谷美術館(千葉)
Open The Door展/山陽印刷株式会社(神奈川)[’14]
2015個展/いりや画廊(東京)
ART SESSION TSUKUBA(茨城)
2016個展/ギャルリー東京ユマニテbis(東京)
時のかたち展/横浜赤レンガ倉庫(神奈川)[’17,’18 ,’19]
2017Beyond the Generations展/H-art Beat Gallery(東京)
個展/JINEN GALLERY(東京)
2018個展/いりや画廊(東京)   他

作品設置

荒川区役所前公園、東京工業大学、金谷美術館、台湾国立東華大学、川崎市立白鳥中学校、
浄光寺(岐阜県中津川市) 他